症例紹介

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動物
傷病
肥満細胞腫腫瘍

犬 肥満細胞腫 断指術

トイ・プードル 4歳6ヶ月齢 メス 3.4kg

右後肢の第4指(画像1)と第2指(画像2)の腫瘤を主訴に来院しました

腫瘤は2ヶ月前に発見し、徐々に増大傾向とのことでした

細胞診(FNA:穿刺吸引法)を実施し、第4指の腫瘤は皮膚肥満細胞腫(画像3)、第2指の腫瘤は皮膚組織球腫(画像4)と診断しました

根治的治療として、

第4指の皮膚肥満細胞腫は皮膚マージン10mmを確保したの断指術、&(画像5)

第2指の皮膚組織球腫は皮膚マージン2mmを確保した皮膚腫瘤切除術を実施しました

今回の治療は、入院なしの日帰り手術となります

 

切除した腫瘤は病理組織診断にて皮膚肥満細胞腫(グレードⅡ Low)と皮膚組織球腫と確定しました

ともにマージンクリアー(完全摘出)であり、悪性度グレードⅡ Low、ステージ1でしたので、追加治療はなしとしました

 

断指術後の経過は良好です

歩行機能に障害がでることはほとんどありません

 

 

 

肥満細胞腫の好発犬種はゴールデン・レトリバー、パグ、テリア、ダックスフンドなどですが、どの犬種にも起こります

 

発生部位は体幹が50%・四肢が40%・頭頸部が10%で、単発性が90%・多発性が10%です

 

肥満細胞腫の外貌は様々であり、見た目で診断はできません

必ず細胞診が必要です

 

肥満細胞腫の治療で最も重要な治療は外科手術です

外科手術でしっかりと腫瘍の根を含めて切除することで根治が望めます

そのためには早期に発見し、腫瘤が小さいうちに適切に診断、治療を受けることで、根治率が高まります

 

しこり(腫瘤)を見つけた場合は、なるべく早めに動物病院にご相談ください

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