症例紹介

tel.044-201-1363
動物
症状
破行
傷病
前肢骨折整形外科橈尺骨骨折

犬 前肢骨折(橈尺骨骨折) 骨折整復(プレート法)

トイ・プードル 6歳11ヶ月齢 去勢オス 3.2kg

左前肢の挙上・骨折を主訴に来院しました

レントゲン検査にて、橈尺骨の骨幹中央部やや遠位部の骨折と診断しました(画像1・2)

骨折の整復方法には、プレート法・髄内ピン法・創外固定法・キャスティング法などがあります

本ケースでは、シンセス社製の2.0mmロッキングプレート7穴、1.2mm厚を使用し、骨折間に圧迫を加えた骨折整復術を行いました(画像3・4)

さらに骨癒合を促進するため、骨折部位には自己海綿骨移植も行いました

術後翌日には患肢を使用した歩行が可能となり、術後3日目に包帯を除去し退院としました

術後経過は良好、元気に走り回り、骨癒合経過も順調です

術後6ヶ月目の定期検診ではどちらの足が骨折したか分からないくらい被毛も生えそろい、前足もバッチリ左右対称です

前肢骨折はトイ・プードル、ポメラニアン、ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレーハウンドなどのトイ犬種に多く、注意が必要です

高所からの落下だけでなく、ちょっとした高さから飛び降りた時に着地に失敗する、走っていて転倒したなどでも骨折してしまうことがあります

普段から環境に配慮して、骨折事故を未然に防ぐようにしてください

ページトップへ